内藤耳鼻咽喉科医院|東武野田線鎌ヶ谷駅東口より徒歩1分の耳鼻咽喉科

東武野田線鎌ヶ谷駅東口より徒歩1分。耳・鼻・のどの諸症状は当院までお気軽にご相談ください。

2005年04月16日(土) まだちょっとハナが出るなあ

ようやく下火になりました。前評判通りに今年のスギ花粉症は大変でした。
夜10時に診療終了となった日もありました。これって、何か変だなと感じながら診療に追われた1~2ヶ月でありました。私自身花粉症ですので、○○と××を内服し、△△を鼻に噴霧して、□□を点眼して、さらにこれが一番大切なのですが、鼻の形に曲がるマスクを装着して花粉症対策の説明に追われる毎日でした。説明しながら半分本気で思ったことは、やはり関東一円のスギの木を切り倒す事が、この地域における根本的な解決策ではないかということでした。

こんなにスギ花粉が飛ぶようになってしまったのは戦後の大量の植林が原因であることは事実であり、これまでいろいろ薬が開発されてきたものの、これぞと思われる特効薬はこれまで出てきてないし、今後も当分無いでしょう。にもかかわらず、毎年新規の花粉症患者が数多く発生し、いったん仲間入りとなれば毎年のこととなるわけで、来年は今年ほど花粉は飛ばないにしろ、数年後にはまた同じか、それ以上の事が繰り返されるのは必定で、バッカじゃなかろうかという気分に浸ってしまうのであります。

それともう一つ気になっていることは、本来なら再来すべきはずの患者さんが来ていないこと。きっと、ごった返す受付を見て、諦めて帰ってしまったのだろうと思います。医者の頭の中は、日々いろんな患者さんを診察し、様々な所見を視ているわけですが、どうでもと言ったら怒られそうですが、大したことのない所見はすぐに忘れてしまいます。その代わり、気になる所見があると、その患者さんの顔は忘れてもその所見だけは覚えているものです。そんな患者さんが数人来ていないようで、変に気になる今日この頃であります。

2005年04月16日 00:00

2005年02月23日(水) スギカゼインフルエンザ・耳鼻科医ふんばる

先日、実は蔵王に行って樹氷を見て来ました。北海道生活が長かった私は、氷点下で起こる様々な光景には慣れていたはずでしたが、樹木がそのままモンスターのようになっている樹氷には感動しました。北海道でも見たことはありませんでした。気温以外にも、標高、湿度、強風など色々な条件が重なってできるのでしょう。山頂付近は雲が切れることはなく、強風が吹き付けていました。月山や鳥海山は見ることが出来ませんでしたが、なぜか映画、「たそがれ清兵衛」のバックの風景が思い出されました。

今日は関東地方に春一番が吹き荒れ、とうとうスギ花粉症の本格的シーズンとなったようです。私は1週間前から薬を朝晩飲み始めており、まだ平穏であります。まさかこの調子でシーズンを乗りきれはしないと思いますが、ゴーグルとマスクも使って、3月中旬にはもうひとつ更に薬を内服すれば何とかなるでしょうか?毎年毎年、いい加減に何とかならないのか、と思うのは私だけではなく、小泉総理大臣も同じだそうです。

インフルエンザも2月になって流行ってきました。ここだけの話ですが、今年はとうとう私自身への予防接種をしそびれてしまいました。ちょっと不安な毎日ですが、今のところ大丈夫です。毎日インフルエンザの患者さんに接しているうちに自然と免疫が付いていると良いのですが・・・。そんな事を書いてある教科書は見たことがありませんが・・・。

そもそも、インフルエンザの予防接種の効果は完璧なものではないのです。きちんと2回接種しているのにもかかわらず、インフルエンザになったお子さんを目の前にして悔しがるお母さんが1人や2人ではありません。もちろん予防接種はやるなと言っているのではありませんし、受けた方がよいとは思いますが、そんなわけで、今のところ当院では、保健診療でもない予防接種乗務を行う予定はありません。悪しからず。

さらに、いわゆるカゼも例年通り流行っております。
何とかこの体調を維持して2月、3月を乗りきりたいものです。時間帯によっては診察までに、相当お待たせしていることもあろうかと思いますが、お許しの程御願いいたします。

2005年02月23日 00:00

2005年01月05日(水) 明けましておめでとうございます

大晦日には吹雪模様の雪で、そこら中が大渋滞でした。愚妻の誘いに乗って買い物に出かけた私は、えらい目に遭いました。年が明けてからは、窓から見える空は青く澄んではいるものの風が強く、この休みは釣りにも行けずに終わりそうであります。

年末から私はハナ風邪状態でしたが、生活のリズムが狂ってしまっているのと、はっきり言ってアルコールの過剰摂取のせいでしょう、未だに治りません。ハナをかむと血が出るのです。仕事柄、鼻血が出ると言って来院される患者さんを私は毎日診察しているわけですが、実際白いティッシュにパッと血液が飛び散っているのを目の当たりにするのは、あまり気持ちの良いものではありません。きっと、キーゼルバッハ部位と呼ばれるところから出ているのだろう、と高を括っておりますが、自分で自分のハナの中の診察は簡単ではなく、後鼻漏と合わせてちょっと気になるこの頃であります。

空気が乾燥するこの季節は、鼻や喉には負担が大きくなる時期であります。今のところ、インフルエンザの発生は散発的のようですし、去年恐れられ、さかんにマスコミにも取り上げられていたSARSの話も聞きませんが、今後の天候次第といったところでしょうか。

一方、去年からさかんにマスコミに取り上げられている話題が、スギ花粉症です。史上最高の飛散量とか、前代未聞の蕾の量、などといってその恐怖心を煽るような報道が目に付きます。ただSARSと違って死ぬような病気ではないためか、その報道には、少し可笑しさを伴っているように感じてしまうのは不謹慎でしょうか。もちろん!? 私も5年ほど前からスギ花粉症の仲間入りをしてしまい、季節になれば1~2種類の内服薬とスプレー、点眼薬に頼っているのであります。確かに、一昨年、去年と花粉の少ない年が続きましたし、去年の夏は猛暑となり、今年は暖冬とのことで、花粉が増える条件にピッタリです。

毎年12月になると少しは花粉が飛び始めるため、非常に敏感な患者さんが、ハナが変だといって来院されますが、今回はそのような患者さんが例年より目立ったのも気になるところです。花粉飛散量予測は地域によりかなりばらつきがありますが、船橋地区の予想は、2000年や2001年位になるだろうとの事です。

もっとも確実な治療法は、転地療法です。過去には、「札幌の実家に帰る。」と怒りながら帰った患者さん、「ハワイの別荘に行く。」と笑いながら帰った患者さんがいらっしゃいました。羨ましい限りです。それが叶わない私を含めた大部分の方々は、しっかり薬を飲んで、外出時にはマスクとメガネの着用、ツルツルの服を着て花粉をなるべく付着させないこと。天気が良くて思わず日光浴に出掛けたくなる時はぐっとガマンで、家の中で待機です。それでもどうしても出掛けたくなった時にでも、山は決していけません。私は4年前に青梅の梅園に出掛けて、悲惨な目に遭いました。メガネもマスクも薬も何も効きませんでした。グショグショ、ボロボロになってしまいました。スギの木がない海へ向かいましょう。海岸や海上に出て、気晴らしに釣りでもしましょうか。

2005年01月05日 00:00

2004年11月03日(水) 専門医、認定医

私は現在、日本耳鼻咽喉科学会専門医と、日本気管食道科学会認定医という肩書きというか資格を持っています。
今から20年くらい前から耳鼻科に限らず、各科で○○専門医とか××認定医という制度を作り始めました。全科合わせるとそんな資格がいくつあるものか、50や60では済まないかも知れません。私が持っていない名称でちょっと良いなあと思うものには、アレルギー専門医とか甲状腺専門医、等という資格もあるようです。

ところが、少なくとも私が持っているこの2つの資格で何か特典でもあるのかというと、全くありません。専門医だから鼓膜切開が出来るとか、認定医だから診断書が書けるといったことではないのです。もっとも私がこの資格を取った当時は、履歴書と認定料・ン万円を支払っただけでなれてしまったので、大きな事は言えませんが・・・。現在では専門医試験があり、ポツポツ落ちている医師もいるようです。専門医通信という小冊子があり、時期になると試験問題が掲載されるので時々覗いてみるのですが、その度、ああ早く専門医になっていてよかったと思う始末です。

またこの資格には更新という制度があります。医師免許は一度取得すれば、相当悪いことをしない限り剥奪さることはない凄い!?制度があるようですが、専門医や認定医は5~6年毎の更新のため、条件をクリアしないと資格を喪失してしまいます。それにはまず、認定料ン万円を支払わなくてはなりません。資格をいくつも持っていると更新料もバカにはできません。

またその期間中に学会出席、学会発表、論文作成などの実績を積み上げ、それぞれポイント化された点数を一定以上稼ぐことが義務づけられているのです。学会でもその規模によって点数が異なります。日本耳鼻咽喉科学会総会だと点数が高いのです。大きな学会といっても日本医師会総会ではダメだと思います。東京近郊に住んでいれば学会も数多く開催され、点数は稼ぎやすいのですが、地方に住んでいる医師にとってはけっこう負担になる方もいるようです。

大学病院や地域の基幹病院で仕事をしている場合は、特別な配慮がなくてもそれらの資格を取ることは可能です。しかし逆に、開業医となると今のところ資格は医師免許だけで必要十分ですし、むしろもっと別な資格が必要とも思われるこの頃です。

耳鼻咽喉科学会の専門医は、多くの耳鼻科医が取得しており、日々の常識的な活動の中で更新できてしまうものです。平日の夜、耳鼻科の会合が開かれることもありますし、週末には東京近隣では毎週のように何かしら研究会のような会合が開かれております。1つ1つの点数は少ないですが、出席さえすればそれなりの点数が加算され、OKであります。

一方、それに比べ気管食道科学会の認定医というのは、けっこうマニアックです。私の大学時代の恩師である教授も、発足当初に、この認定医制度はハードだと漏らしておりました。全国の耳鼻科医の中でも、数百人程度のものだと思います。こんな資格は開業医にとっては必要ないと思いつつも、一旦取った資格を流してはもったいないとも思い、毎回更新しております。

今月26日は午前中、休診にして出席カードを出しに行って参ります。知らずに来院される患者さんもいらっやると思いますが、悪しからずご了承下さいませ。

2004年11月03日 00:00

2004年08月15日(日) 夏休みです

本日・15日から22日まで、夏季休診になります。ご了承下さい。先週後半、世間はお盆休みになっていたためか、流山市や野田市から来院された患者さんがいました。隣接している松戸や柏から来院されることはしばしばですが、そこを飛び越えて来られることはちょっと珍しい。聞けば、病院がやっていなかったとのこと。全くやっていなかったわけでもないと思いますが、見当たらなかったのでしょう。患者さんからすれば、病院は1年・365日、24時間診療している事に越したことはないでしょう。

私の場合は、出来ることなら私と同じような耳鼻科医がもう1人いて、1日置きくらいに働ければちょうど良いのに、とこの頃しばしば思います。ところが、2人でやるというのはなかなかうまくいかないことが多いそうです。夫婦で開業されている先生もいらっしゃいますが、だんだん奥さんの方が偉くなってくるようです。知人に、奥さんが眼科医というのがいます。早く、○○眼科耳鼻科医院をやりなさい、とアドバイスをするのですが、その輩はガラにもなく、未だに大学病院にしがみついております。自分の子供に後を継がせる、というのはよくある話で気持ちもよく分かるようになりましたが、それを待っていては自分の人生は、ほとんどがそのための待ち時間で終わってしまいそうです。

休診日を知らずに、あるいは忘れていて(診察券には書いてあるのに。)来てしまった、という話を後から聞かされ恐縮するのですが、当面は割り切って必要とあらば、休診にさせて頂くことになります。休診だからといって遊んでいるばかりでは決してありません。開業医は院長兼、小使ですから雑用も結構多いのです。学会にもたまには出席したいのです。明日からは家族でちょっと旅行に出ますが・・・。

数日前に、開業3年目の後輩に鎌ヶ谷の梨でも送ってやろうと、夏季休診の確認の電話をしましたところ、電話に出た受付嬢は「明日です。」という返事でした。「明日からいつまでですか。」と聞き直すと、「明日だけです。」との答えでした。しかもその明日というのは土曜日で、元々半日しか診療していない日の事でした。彼は、敬虔なクリスチャンだからなのか、経営状態がはかばかしくないためなのか、と私は思わずウーンと唸って、一番大きくて甘い梨を10㌔送ってやりました。アーメン!

2004年08月15日 00:00

2004年05月16日(日) 久々の登場です

実に久しぶりの日記となります。色々な人から最近更新されていないですねと言われ続けてまいりました。今年3月で鎌ヶ谷市医師会の理事もお役御免となり、ホッとしているところですが、一方この日記を書いていないのがジワジワと負担になってきた、この頃でした。

私は休日には時々東京湾の船釣りに行きますが、最近では殆どの船宿にはそれぞれホームページがあります。その情報は釣り人にとっては結構参考になるもので、その船宿の地図を始め、釣り方やら、仕掛けの作り方や、魚の料理法やら、事細かに書かれています。 その中でも私が特に感心するのが毎日の釣果速報です。釣果と、海の状態、釣り人の反応など多くの場合デジカメ写真付きで掲載されているのです。私は結構いい加減な性格で、ともすれば、明日できることは今日はやらないタイプの人間ですので、良くもまああのように毎日更新できるものでと感心している次第です。とてもそのようなマネはできませんが、もっと簡単に短く書くように改めようかと思っております。

とりあえず最近感じていることを書いておきます。今年ほどスギ花粉が少なかった年はめずらしいと思います。専門的なデータを見たわけではありませんが、私が開業して以来、最小ではないかと思っています。現在はイネ科の花粉が飛び始めました。以前にスギが少ない年でイネ科がやけに目立った年がありました。今年は平均気温が高いためと思いますが、いつもより早めにイネ科花粉が飛んでいるようです。スギ花粉に比べるとあまり知られていませんが、梅雨時までうっとうしく感じる患者さんは内服薬の使用をお奨めします。

中耳炎は段々良くなる季節です。冬の間治らなかった中耳炎が治るチャンスです。薬や医療行為に期待すると言うより、季節に期待するという何ともヤブ医者的意見です。でも本当ですよ。今日はこの位にしておきます。

2004年05月16日 00:00

2003年09月24日(水) 「中核」昔過激派、今病院

先月、3年後を目指して鎌ヶ谷市の「中核」総合病院建設が本決まりになりました。場所は現在の北総線・新鎌ヶ谷駅の北側一帯だそうです。市からの補助は一切無い248床の民間病院です。民間病院の割には市の意気込みは相当なものでした。なぜでしょうね。高度医療、先進医療、24時間対応救急医療などと聞こえの良い言葉が並んでおりました。

これだけは言っておきましょう。夜間に耳が痛い、鼻血が止まらない、のどに魚の骨を刺した、といってその病院に飛び込んだとしても、耳鼻科の専門医が登場して診察する事はほとんどないと思います。そんな当直体制をとっていたら病院はすぐ潰れてしまいますし、そんなところに就職する耳鼻科医はいません。 小児救急が最近話題になっておりますが、小児科の専門医だって常に当直しているとは限らないでしょう。まして耳鼻科医など、総合病院というからには耳鼻科もあるでしょうが、常勤医はいるのかな、手術をしてもらえるのかな、といったところでしょうか。それでも、なんにもナシの梨の街・鎌ヶ谷というよりはマシかな!

 初富保健病院、東邦鎌谷病院とあるのに、また出来て、さらに大型スーパーもできるとか・・・。将来の鎌ヶ谷はやはりあの辺が「中核」になるのでしょうか。

2003年09月24日 00:00

2003年07月31日(木) 夏休み中の受診は午後3時から5時が狙い目です

今日で7月も終わりというのに、まだ梅雨が明けない変わった夏休みになっています。医院の待合室は、これまでとガラッと変わって午前中が混雑しています。学校や幼稚園が休みですので、親子で午前中に来院するわけです。
一般的に病院を受診する場合は、午前中のしかも早い方がよいと思います。診察医も人間ですので時間が経てば疲れても来ます。ここだけの話ですが、始まって10人目くらいがベストと思います。いつでも1番でないと気に食わない患者さんがいますが、最初は医者の方の調子が上がっていません。30~60分くらい経ったころが、針を刺すのも切開するのもうまくいくように思っています。最初だから失敗すると言うほどではありませんが・・・。

ところが、患者さんの中には、耳掃除や定期的な聴力検査のために来られる方も少なくなく、この場合は混雑する午前中ではなく、午後3時から5時の間が狙い目です。ほとんど待ち時間無しでの診察が可能です。わざわざ込んでるときに来院してたっぷり待たされては、イライラも募ります。

それでも8月の後半になりますと、感染症の多くが治ってきて、午前午後を問わず外来はすいてくるはずです。学校や幼稚園での病気のうつし合いが無くなってよくなってくるのです。8月と9月は、ハナ垂れ坊主やハナ垂れお嬢ちゃんが最も綺麗になる季節になります。

2003年07月31日 00:00

2003年06月08日(日) 学校健診の季節

とうとう5月はこれを書かずに過ぎてしまいました。毎年のことですが、5月・6月は学校検診の月です。地元医師会に属している耳鼻科医は、大抵、複数の学校医を担当しており、診療の空き時間を利用して各学校に出かけては、数百人の児童を診察しています。私は5月7日と14日にそれぞれ600~700名ほどの診察をしました。学校保健法では基本的には1人1校で、各学年を診察することになっているのですが、耳鼻科でそれを守れているところがあるのかどうか私は知りません。千葉県では、小学校は1,3,5年、中学校は1,3年となっています。

生徒を目の前に立たせて、私は生徒の身長に合わせて立ったり座ったり、ミミ、ハナ、ノドの順番で1人約20秒程度で、正に片っ端から視ていくのであります。時々、生徒に「ハナつまる?」とか「ミミの聞こえはどう?」などど質問しても答えが返って来ることはほとんどありません。自分も昔はそうであったように、変なおじさんの前からは早く立ち去りたいし、警戒して黙秘を決めこむのであります。

1校に2~3人、「よろしくお願いします」から始まり、「ありがとうございました」と言って去っていく子供がいます。思わず、親の顔が見てみたいと感心するわけです。ひととおり診察が終わると、校長先生にご挨拶をしてその年のお務めが終了となります。

毎年学校検診が終わるとホッとした気分になるのですが、街に耳鼻科医が1人もいない時代ならいざ知らず(事実、昭和50年代まで鎌ヶ谷には1件も耳鼻科医院はありませんでした。)、このようなベルトコンベアーに乗せたような診療まがいの行為は、いずれ廃止すべきではないかと思います。”学校医”ももっと別な利用法があるように思います。

現在医院の方では、その後始末に追われているところです。検診した中で最も多い病名はいつでも「耳垢」で、せっせとミミアカ取りに励むこの頃であります。

2003年06月08日 00:00

2003年04月16日(水) 一部負担金の変更

4月から保険診療における一部負担金の制度が変わりました。1つは健康保険本人に対しての負担割合が2割から3割になったことです。5~6年前までは1割だったのですからアッという間に3倍に値上げされたということになります。
これに対して日本医師会は一貫して政府に反対してきたのですが、全然と言っていいほど相手にされませんでした。さらには開業医の収入が減るのを気にして反対するのだろう、などという情けない論評まで新聞に掲載される始末でした。
確かにこの問題は医師会ごときが反対することではなく、日本全国何千万人かのサラリーマン自身がこぞって反対すべきだったのでしょう。そうすれば、政府もそんな法案を通すことはできなっかたはずです。毎月の収入から、保険料として一定の額を天引きされているのですから、病院には気楽に受診できるような状況にあって良いと思うのですが・・・。

もう1つは乳幼児に対する助成が千葉県から行われるようになったことです。3歳未満の乳幼児は、各自治体から発行される受給券を提示すれば1回200円で済むという制度です。ところが余裕のある自治体では4歳未満まで200円という制度を採用しています。鎌ヶ谷市の近隣・市川、船橋、松戸、柏などがその制度を採用していて、当院には両者が入り乱れて受診されています。たった1歳の違いではありますが、私はずいぶん不公平な話だと感じます。

現在、鎌ヶ谷市は白井市や印西市との合併を模索しているそうです。いまのところ3市とも「3歳未満」を採用している自治体で、要するに余裕のない自治体同士が話し合いをしているのであります。

2003年04月16日 00:00

医療法人社団 弘翔会 内藤耳鼻咽喉科医院

〒273-0137
千葉県鎌ケ谷市
道野辺本町1丁目3-1
カーラシティ鎌ケ谷2F

院長 内藤 義弘

TEL 047-443-3387

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駐車場あり

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