2005年02月23日(水) スギカゼインフルエンザ・耳鼻科医ふんばる
先日、実は蔵王に行って樹氷を見て来ました。北海道生活が長かった私は、氷点下で起こる様々な光景には慣れていたはずでしたが、樹木がそのままモンスターのようになっている樹氷には感動しました。北海道でも見たことはありませんでした。気温以外にも、標高、湿度、強風など色々な条件が重なってできるのでしょう。山頂付近は雲が切れることはなく、強風が吹き付けていました。月山や鳥海山は見ることが出来ませんでしたが、なぜか映画、「たそがれ清兵衛」のバックの風景が思い出されました。
今日は関東地方に春一番が吹き荒れ、とうとうスギ花粉症の本格的シーズンとなったようです。私は1週間前から薬を朝晩飲み始めており、まだ平穏であります。まさかこの調子でシーズンを乗りきれはしないと思いますが、ゴーグルとマスクも使って、3月中旬にはもうひとつ更に薬を内服すれば何とかなるでしょうか?毎年毎年、いい加減に何とかならないのか、と思うのは私だけではなく、小泉総理大臣も同じだそうです。
インフルエンザも2月になって流行ってきました。ここだけの話ですが、今年はとうとう私自身への予防接種をしそびれてしまいました。ちょっと不安な毎日ですが、今のところ大丈夫です。毎日インフルエンザの患者さんに接しているうちに自然と免疫が付いていると良いのですが・・・。そんな事を書いてある教科書は見たことがありませんが・・・。
そもそも、インフルエンザの予防接種の効果は完璧なものではないのです。きちんと2回接種しているのにもかかわらず、インフルエンザになったお子さんを目の前にして悔しがるお母さんが1人や2人ではありません。もちろん予防接種はやるなと言っているのではありませんし、受けた方がよいとは思いますが、そんなわけで、今のところ当院では、保健診療でもない予防接種乗務を行う予定はありません。悪しからず。
さらに、いわゆるカゼも例年通り流行っております。
何とかこの体調を維持して2月、3月を乗りきりたいものです。時間帯によっては診察までに、相当お待たせしていることもあろうかと思いますが、お許しの程御願いいたします。