内藤耳鼻咽喉科医院|東武野田線鎌ヶ谷駅東口より徒歩1分の耳鼻咽喉科

東武野田線鎌ヶ谷駅東口より徒歩1分。耳・鼻・のどの諸症状は当院までお気軽にご相談ください。

2002年12月15日(日) 鎌ヶ谷市医師会福祉担当宴会係

新年明けましておめでとうございます。今年は1月6日・月曜日から診療を始めております。毎年のことですが、年の暮れはどこの病院も忙しく、とりあえず正月休み前に1度病院へ行って薬をもらっておこう、という患者さんが増え、年が明けると病院も開いているという安心感と、学校や幼稚園での病気のうつし合いが無くなるためか病気も小康状態となり、病院は少し暇になります。

しばしば「年末年始に具合が悪くなったらどうしたらよいか。」という質問を受けますが、現在の所、鎌ヶ谷市独自の日曜、祭日、夜間における医療体制は何もなく、船橋市と共同で船橋駅北口近くの保健センターで夜間診療を行っているのが現状です。私も順番で、準夜帯に診療することがありますが、耳鼻科医としてではなく、外科系として出動しています。こうなると「耳痛い」は得意なのですが、「転んで足をぶつけた」とか、「チンチンが腫れて痛い」となると急速に勢いが無くなってしまうのです。

千葉市では各科の夜間休日診療体制が出来ていますし、私が以前に住んでいた札幌市(人口160万)でも各科の診療が可能でした。医療の面からすると、各自治体が大型合併を断行して「さいたま市」ならぬ「とうかつ市」でも立ち上げてくれるとやりやすくなると、夢想する正月休みでした

2002年12月15日 00:00

2002年11月14日(月) 一部負担金の話

10月からまた医療保険制度が変わりました。分かりやすく言えば病院に支払う値段のことです。これは厚生労働省の中央社会保険医療協議会というところで決めているそうです。初診料、再診料をはじめ、耳垢を取ったらいくら、喉に引っかけた魚の骨を取ったらいくら、といった具合に細かく決められていて、その一部を負担金として、患者さんが病院の窓口で支払っているわけです。負担する割合は、その患者さんが加入している保険の種類によって異なり2割であったり、3割であったりしています。

日本の景気がよかった昭和40年代には健康保険の本人や老人保険では0割、つまりタダという時代があったそうですが、これからはそうはいかなくなります。少子高齢化で労働人口が少なくなり、保険を下支えする人間がいなくなるのですから、高齢者の負担が増えるのです。しかも10月からは、老人保険ではその患者さんの収入の程度により負担金が1割か2割かに分類されるという、これまでにはなかった制度になりました。

そのかわり、といっては語弊がありますが少子化の影響でしょうか、3才未満の乳幼児の負担が3割から2割に減りました。さらに千葉県では来年4月からその負担金を肩代わりしてくれそうですので、負担金はほぼ0割になりそうです。よい話ではありますが、北海道では私が開業する前からそうでしたし、都内23区では未就学児は無料ですので、この程度で喜んではいられません。江戸川を越えると地代は下がるが、病院への負担金は上がるという事で、当院窓口でも怪訝そうな顔をするお母さんもいるというスタッフの話です。

2002年11月14日 00:00

2002年09月30日(月)

先月末で、当院事務職員の宮迫さんが結婚を機に退職しました。3年余りにわたり、受付やパソコン業務、看護助手など医院全般の仕事をしてもらっていました。今回は、期日が決まっており後任もスムーズに採用できましたので、ホッとしていますが、開業医になって最も悩むことは、従業員対策です。

開業以来、もう何百人の応募者と面接したことでしょうか。採用しても1日で来なくなった人、3日で辞めた人、急に妊娠して来なくなった人、今ではかなりのレベルまで達観できるようになりました。ある時、中学時代の悪友に「おまえは、ハーレムのようなところで仕事が出来ていいなあ。」と言われたことがあります。私は「フフフ・・・。」と笑うだけで、言葉を返す気にもなりませんでした。

次に煩わしいのが、保険診療報酬の問題です。簡単に言うと保険点数のことで、患者さん側から言えば、病院の窓口で支払う料金のことです。10月からまた規則が変わります。4月に変わったばかりです。来年4月にも変わるはずです。今日は9月30日ですが、当院のスタッフが居残ってパソコンソフトの変更を行い明日に備えておりました。私はコーヒーとサンドイッチと小さな花束をおいて先に帰ってきてしまいました。なぜなら私には全く操作ができないからです。この話の続きは来月にしましょう。

2002年09月30日 00:00

2002年08月28日(水) 久々の再登場

久しぶりの日記となってしまいました。4ヶ月ぶりです。最近色んな人から3月で止まっているよ。との指摘を受け続けておりました。

言い訳にもなりませんが、4月から鎌ヶ谷市医師会の広報・福祉担当の理事になってしまいました。理事というとちょっと聞こえは良いかもしれませんが、殆どなり手はいないのです。医師会に入会して10年経ったので仕方ないかな、などと仏心を起こしてしまうと、アッという間に推薦されて、このような言ってみれば雑用係を任命されてしまうのであります。
医師会とは何ぞや? 未だに私にもよく分かりません。開業医になる時には普通、入会するものらしいので入れていただいただけなのです。お暇な方は下記のアドレスをクリックしますと鎌ヶ谷医師会のホームページにアクセスすることが出来ます。

http://village.infoweb.ne.jp/~fvgh3260/

最近の理事としての任務は、週2回を目標に市役所裏の4階にある医師会事務所に出向くこと、月2回の理事会に夜8時から2時間ほど出席すること、月1回の市との定例打合会に出席すること、月刊の医師会広報の後書きを書くこと、市で行っている健康相談などに適任の医師を派遣すること、秋の医師会親睦旅行を計画すること、忘年会の設定をすること、であります。

そういうわけで「気まぐれ日記」が書けなくなってしまいました!?これからまたぼつぼつ書き始めることにしましょう。

2002年08月28日 00:00

花粉が街にやってきたpart2

やはり今年はスギ花粉が猛威をふるっています。スギ花粉は1年おきに豊作と不作があると言われておりますが、この数年は増加の一途と言う感がしないでもありません。

花粉の飛散量を調べるために、専門家は毎日、野外に1日放置していたプレパラートを顕微鏡で観察しながら花粉の数を数えます。毎日毎日その作業を繰り返し、1年通じての飛散量が明らかにされるわけですが、そんなことばかり続けていると、プレパラート上の花粉を見ただけで様々な植物の名前を言い当てたり、道ばたの雑草の名前を次々答えるような植物学者のような耳鼻科医も出てきます。

花粉症を引き起こす植物のほとんどは、花粉が風に乗って運ばれる風媒花ですが、リンゴ農家やイチゴのハウス栽培などにみられる職業性の花粉症もあります。ブタクサの花粉の飛散距離は1キロほどと言われていますが、スギは100キロも飛び、津軽海峡も飛び越えるそうで、さすが?という感じさえします。

桜の花が散る頃にはスギの花粉も飛び終わると言われております。今年は桜も2週間ほど早く開花し、高温続きということもあり、あっという間にもう満開だそうです。今月中にスギ花粉は下火になりそうですね。ヒノキの花粉症も持っている人はあと1ヶ月辛抱が必要です。

2002年03月21日 00:00

2002年02月13日(水) 花粉が街にやってきた

2月も半ばとなり、光の春と言われるこの頃になると、関東地方には毎年の事ながらスギ花粉が忍び寄ってきます。スギ林は日光や箱根などが有名で江戸時代にもあったはずなのに、何故近年このように花粉症の患者さんが増加したのでしょうか。その理由としては、現代の食生活や居住環境、スギの植林事業、大気汚染(特にディーゼルエンジンからの排気ガス中の粒子)等が関係していると考えられています。

非常に敏感な人は、花粉が1粒鼻の中に入っただけでも、アレルギー症状が出ると言われています。また去年まで何でもなかった人でも、今年から新たに発症する可能性はあり、1度発症するとなかなか治らないため、年々花粉症仲間が増えていく訳なのです。

10年前まで北海道に住んでいた私は(北海道にはスギの木はほとんどない。)、毎年繰り広げられるこの「騒動」を対岸の火事の様な気分で眺めていましたが、いざこの中に飛び込んでみると呆れてしまいました。シーズン中は来院される患者さんの2人に1人は花粉症の患者さんです。これは病気と言うより、公害ではないかと感じております。

そしてついに私も、去年から仲間入りを果たしました。まさかと思いながら血液検査をしてみたら、スギの抗体がちゃんと陽性になっているではありませんか。7~8年前には陰性だったのに・・・ヤレヤレ。私は先週から薬を飲み始めています。

今年は暖冬でしかも去年の夏も暑かったので、花粉の飛散量は多めのようです。皆様にも早めの対策をお勧めいたします。

2002年02月13日 00:00

2002年01月17日(木) 季節と病気

早いもので、新年があけてからもう2週間が過ぎ、医院を現在の場所に移転してちょうど1年になりました。以前から当院へ通院されている方々の印象は如何なものでしょうか。待合室は約3倍の広さになりましたし、鎌ヶ谷駅東口の整備も進み、少しは心が和む景色になったように思います。しかし日によっては、診察までの待ち時間が相当長くなってしまい、ご迷惑をお掛けし申し訳なく思っています。

ところが毎年のことですが、今の時期少しだけ病院がヒマになります。今日の診察中にも、「あれ、誰もいない!」と歓声を上げながら待合室に入ってきた男の子の声が聞こえました。今日は、せいぜい10分程度の待ち時間で診察が出来たのではないかと思います。この理由はお正月でそれなりにリラックスして、あまり他人と交わらなかったためだろうと私は思っています。学校、幼稚園、保育園が始まるとまた風邪のうつし合いが始まり、鼻を垂らして中耳炎になるというパターンが出来上がるのです。

2月、3月になると、これも例年通りのスギ花粉症が始まり、耳鼻科は中耳炎の子供と花粉症の大人が入り交じって混乱状態となるのです。

前に皮膚科の堀江先生が「私は季節労働者だ。」と言われておりました。皮膚科は耳鼻科と反対で、人が肌を出して歩き始める春から夏にかけて忙しくなるのだそうです。

季節の変化が大いに病気と関連しているようです。

2002年01月17日 00:00

2001年12月17日(月) 医療の値段

小泉内閣の誕生以来、構造改革という言葉が連日、新聞やテレビを飛び交っています。 その割には今のところ、目立った改革がなされたようには思いませんが、要するに国にはお金がないので良いサービスは出来ない、国民からは今までより多くお金を徴収しますが我慢しなさい、と言うことだろうと私は感じています。このような内閣が高支持率を維持し続けているのは不思議にも思います。

この構造改革の一つに、医療制度改革という項目も入っています。簡単に言えば医療費をいくらにするかと言うことです。元々、これまでも医療費は基本的に2年おきに改定されてきており、来年はその年に当たります。厚生省と日本医師会と保険の支払基金の代表が協議をして決めるようですが、詳しいことは知りません。

初診料、再診料をはじめとして、耳鼻科であれば、耳の掃除、鼻の掃除、のどに刺さった魚の骨の摘出の値段など事細かく決められています。私は、このような仕事をしているのに申し訳ありませんが、一つとして正確にいくらと言うことが出来ません。それ程細かくしかも頻繁に改定されているのも事実です。そのため2年ごとに、医療費専用ソフトを購入してはパソコンに入れ込んでいるのです。

来年から老人の医療費が値上げとなりますが、これはいままでもじわじわと上がって来たことです。さらに老人とされる年齢制限が上がります。そうすることにより国の支出を抑えようと言う考えです。これからの、老齢化社会に拍車がかかる事に対する防衛策でしょう。

多くの会社員が所属している健康保険本人の自己負担割合は、昭和40年代では0割、つまりタダだった時代もあったようです。タダがよいわけでは決してありませんが、それが1割となり、数年前に2割とアップし、来年は見送られたようですが、近いうちに3割負担になるのは決定的です。毎月の給与から天引きされている社会保険料も、知らぬ間に値上げされていますので、二重の値上げとなるわけです。

先日、国会の党首討論で志位共産党委員長が、「患者さんの自己負担率のアップは病院への受診抑制へつながり、健康を損なう恐れがある。」と指摘していました。小泉首相の意見は「安すぎると何でもない人まで、病院にかかって医療費が無駄になる。」でした。患者さんは、何でもないかどうかわからないから病院に行くのです。不安があるから行くので、何でもないかどうかは病院が判断することです。本当に元気なら、だれも病院には行きません。そんな時間があれば、レジャーランドやレストランに行って楽しんでます。

以前には厚生大臣を歴任していた人なのに、わかってないんだあの人は・・・

2001年12月17日 00:00

2001年11月11日(日) 内藤耳鼻科のIT革命

I.T(Internet Technology)革命と言われて久しい。
私が開業して10年近くになりますが、その頃から医療現場にもパソコンを中心とした様々な電子機器が登場してきました。処方箋のパソコンによる打ち出しは言うに及ばず、レントゲン写真の画像やその他検査結果、また最近ではカルテそのものを電子カルテと言ってパソコンに入れ込んでしまう方法が盛んに試みられています。

 

病院には患者さんのカルテや各種データは5年間保存しておかなければならないという法律があります。しかし実際には5年たったからといってそれらを捨てるわけにもいかず、カルテやレントゲンフィルムはたまる一方です。省スペースと言う意味でもI.T化は有用と思われます。

 

しかし私はこれが嫌いというか、ほとんどできません。医院にある医療用のパソコンはスタッフが管理していて、私はスイッチを入れたこともありません。実はこのホームページは中2の息子が作ったものです。ある時良いドメインが取れたと自慢しておりましたが、未だにその意味すらよくわからない状態なのです。インターネットのYahoo!で医療機関を検索すると色々なタイプのホームページが登場します。ここのホームページをどう管理していけばよいのか悩める日々です。

2001年11月11日 00:00

2001年10月14日(日) 鎌ヶ谷駅東口完成

当院の待合室からは、東武線鎌ヶ谷駅が目の前で、よく見渡せます。
今日、10月14日に新しい改札口が完成し、広場では完成記念のイベントなども開催されておりました。

昭和40年代には、ここ東口一帯はちょっと気味の悪い林の中でした。駅には高架橋もなく、改札口を通れば3秒で電車に乗れるホームでした。今では、階段を駆け上がって電車に飛び乗ろうものなら、馬込沢に着いてもゼーハーゼーハーしてしまう有様です(年のせいもある)。どちらが便利なのかよくわからない事もありますが、とにかく立派にはなりました。東口と西口の行き来も簡単で、人の流れが変わりそうです。

建設会社の社員をやめて、街造りに惚れ込んでしまったKAO(Kamagaya Amenity Organization)の会、事務局長・下田祥裕さんがニコニコしていました。

2001年10月14日 00:00

医療法人社団 弘翔会 内藤耳鼻咽喉科医院

〒273-0137
千葉県鎌ケ谷市
道野辺本町1丁目3-1
カーラシティ鎌ケ谷2F

院長 内藤 義弘

TEL 047-443-3387

駐車場

駐車場あり

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