2002年01月17日(木) 季節と病気
早いもので、新年があけてからもう2週間が過ぎ、医院を現在の場所に移転してちょうど1年になりました。以前から当院へ通院されている方々の印象は如何なものでしょうか。待合室は約3倍の広さになりましたし、鎌ヶ谷駅東口の整備も進み、少しは心が和む景色になったように思います。しかし日によっては、診察までの待ち時間が相当長くなってしまい、ご迷惑をお掛けし申し訳なく思っています。
ところが毎年のことですが、今の時期少しだけ病院がヒマになります。今日の診察中にも、「あれ、誰もいない!」と歓声を上げながら待合室に入ってきた男の子の声が聞こえました。今日は、せいぜい10分程度の待ち時間で診察が出来たのではないかと思います。この理由はお正月でそれなりにリラックスして、あまり他人と交わらなかったためだろうと私は思っています。学校、幼稚園、保育園が始まるとまた風邪のうつし合いが始まり、鼻を垂らして中耳炎になるというパターンが出来上がるのです。
2月、3月になると、これも例年通りのスギ花粉症が始まり、耳鼻科は中耳炎の子供と花粉症の大人が入り交じって混乱状態となるのです。
前に皮膚科の堀江先生が「私は季節労働者だ。」と言われておりました。皮膚科は耳鼻科と反対で、人が肌を出して歩き始める春から夏にかけて忙しくなるのだそうです。
季節の変化が大いに病気と関連しているようです。