内藤耳鼻咽喉科医院|東武野田線鎌ヶ谷駅東口より徒歩1分の耳鼻咽喉科

東武野田線鎌ヶ谷駅東口より徒歩1分。耳・鼻・のどの諸症状は当院までお気軽にご相談ください。

2回目終わって1週間

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1週間前に当院の関係者9名が2回目のコロナ予防接種を終了した。
翌日・日曜日に39度、38度、37.4度の発熱が見られた者がそれぞれ1人ずつ発生したが、
月曜日には改善して全員出勤してきてほっとした。
このワクチンが本当に有効なのか、有効期間はいつまで持続するのか、
長期的な安全性に問題は無いのか、本当のところは誰も分からない。
地球規模の壮大な実験が進行中だ。
取り敢えず打っておく、それしか無いと私は思う。
39度の熱を出したスタッフは、まだ腕が腫れているとぼやいている。
2021年05月23日 00:34

医療従事者予防接種終了

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5月15日(土)、当院のスタッフが全員終了した。若年層中心に38度程度の発熱があるそうだ。
前もってスタッフにカロナールを渡しておいたが、明日元気に出勤してくれるのか、ちょっと心配だ。
いよいよ5月20日から高齢者の集団予防接種が始まる。場所は同じく市役所の裏、総合福祉保健センター6階の会場だ。
鎌ケ谷市民11万人のうち2万人・4万回の接種が、政府が言うように7月末前に終了するのか?無理ですね。
私も時々参加するが、一回に集まる医師は6人程度。担当理事の試算では、早くて8月末。
16才以上の希望者全員が接種完了するのは、来年2月末との事だ。がっかりな話だが、前に進むしかない。
2021年05月16日 22:32

コロナ予防接種終了

取り敢えずお知らせ
4月24日(土)、ファイザー社製ワクチン2回目が終了しました。
翌日、筋肉痛とだるさがあったものの大したことなく、私は元気です。DSCN7553
2021年05月04日 11:39

2020年4月26日(日) アベノマスク

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最近ヒマである。理由は明白。コロナが不気味だからである。政府も、病院はなるべく行かずに、自宅待機で様子を見るよう指導している。耳鼻科は患者さんとかなり接近して診察をするものだから嫌われているようだ。特に医者が怪しがられている。そんなことを眼科の先生に言ったら眼科の方がもっとです、とおっしゃった。確かに眼底を覗く時などはそうかも知れない。

ヒマつぶしに駅前のロータリーを眺めていると、いろんな現場を目撃する。まずは駐車違反の取り締まり。ここにはしばしば「取締官」がやってくる。彼らにしてみればここは絶好のポイントなのだろう。

20200426_02その昔、北海道で渓流釣りをやっていた頃、行けば必ず良型のヤマメが釣れたポイントがあった。彼らにしてみれば、このロータリーはそんな場所と思っているに違いない。タイミングが良いと、2匹、3匹と続けざまに釣り上げる事が出来るのだから。この日は堂々とパトカーで乗り付けていたが、バイクでやってくることもある。お手軽“釣行”だ。私がこうして撮影していたと言うことは、この時当院の関係者が被害に遭っていたわけではないのだが、いまいましい。以前、学校検診の合間にトイレ(大の方)に立ち寄ったら、捕まってしまったことを思い出した次第である。

20200426_032枚目の写真は、下の薬局でマスクを売り出すという話が伝わり行列を作る人々だ。殆どは「本日マスクの入荷はありません」という表示が店の前に張り出されているが、たまに売り出しているようだ。ご近所なんだからこちらに優先的にくれても良さそうなものだが、全くない。いや、実は最近消毒用アルコールを一本もらったから、そんな悪口を言っては失礼だな。それにしてもマスクが高騰している。こうなる前なら1枚数円だった使い捨てマスクが数十円、中には百円近いものまで登場している。FAXも届いた。1枚80円で、千枚単位ですと。ビックリした。まだ届かないアベノマスクに期待しようか?!いや、ゴミ混入だの、カビ発生だのと騒がれているから、当分無理だな。我慢の日々が続く。

2020年04月26日 00:00

2020年3月23日(月) 自粛生活

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スギ花粉症のピークだ。私は外出時、こんな格好で歩いている。時々出会う知人には怪訝そうな顔をされ、次に笑われる事になっている。眼鏡、マスク、ツルツルの上着、さらには帽子をかぶることも推奨されているが、そこまではしていない。今年の飛散量は例年の平均以下だそうで、私にとっても楽なシーズンとなっているが、そんな花粉の話は今やほんの小さな出来事となってしまった。

コロナ一色。それこそみんなマスク姿だ。マスクは大気中にある様々な浮遊物をそこでブロックし、気道への侵入を防いでくれるわけだ。(ついでに、鼻毛だってそこそこ役に立っているのでむしり取るのはよくない。)

20200323_02その昔、解剖実習で肺組織を見て結構汚れているものだと感じた記憶が残っている。肺は洗濯に使うスポンジみたいな臓器で、肺の一番奥の肺胞と呼ばれる部分で酸素を取り込み、二酸化炭素を排出するというガス交換が行われている。そこのところにゴミがたまると、痰と一緒に全部出すのはなかなかむずかしそうだ。加齢とともにだんだん蓄積されることになる。そんなゴミの一部をマスクがブロック出来れば、気道にとってちょっとした有用な小道具となる。

それにしても、みんなマスクをして歩く街、電車の中、東武デパート、端から見るとちょっと異様な光景だがこの“流行”いつまで続くか。夏になれば暑いし、飽きて装着率は相当少なくなると思うが・・・?

医院の入り口にアルコールハンドジェルを置いた。日頃使用しているウエルパスを置こうとしたが在庫が1本だけ!スタッフが慌てて注文したが欠品中。1週間経ってもない。ようやく市販品を見つけてとりあえず置いてみた。割と好評だ。

医師会からマスクの在庫状況についてのファックスが回ってきた。数えてみたら600枚くらいあったので、「4月下旬まである」という項目に○を付けて返送したが、その後でしまったと思った。「そろそろ底を着く」に○を付ければ、特別に支給されたかも知れないなと後悔した。

20200323_0312日・木曜日の夜、医師会で新型コロナウイルスに対する講演会があった。さすがに眼科や皮膚科の先生は見かけなかったが、30名余りが集まった。入り口では早速、事務局の川崎さんからアルコールを吹き付けられた。医師会の会合はしばしばあるが、こんなことは初めてだ。千葉県医師会と鎌ケ谷市医師会の公衆衛生担当理事がそれぞれ講演をした。内科や小児科の先生は切実で色々質問が出て、予定終了時刻を30分オーバーした。私も、致死率3%という統計の母集団は何か、重症者が主体ではないのかと質問したかったが遠慮しておいた。

16日、医師会から28日の医師会総会を中止にし、同封の議案の賛否を返信するように、という手紙が届いた。総会など毎年参加者は、現執行部、元執行部経験者、新入会員くらいで20名も集まらない。その後の宴会は自粛するとしても、総会くらい普通にやればいいのに何に対して気を遣っているのか?「総会とはそんなものかい。そうかい、そうかい。」と皮肉を書いて返信した。

2020年03月23日 00:00

2020年2月25日(火) コロナカフンマスクスマホ 意味通じるか?

電車に乗って周囲を見渡すと、7~8割の乗客がマスクをしている。目の前の座席に座った人全員がマスクをしていたこともあった。マスクをしていなかった人は、マスクが手に入らなかった残念な人だったのかもしれない。マスクをしてスマホをいじるのが車内の定番となってきた感がある。かくいう私もマスクをしている。その理由は保温加湿、それと花粉症対策だ。スマホは殆どいじれない私なので、時代遅れの人間になって生きている。

テレビでは外出時はマスクを、帰ってきたらうがいと手洗いを、と盛んに呼びかけている。間違いではないが、そんなことでウイルスを排除することなど、とても無理な話だ。花粉の1/100、PM2.5より小さいウイルスは、どこかに寄生していかなければ生きられない生物?だ。簡単にマスクの目から飛び出して、浮遊しながら生体に取っ付くのであろう。その昔、勤務医時代、手術前の手洗いはそれなりに丁寧にしっかり洗うように指導されていた。消毒薬入りの石けんでプラスチック製のたわしを使って、ゴシゴシ洗った。指間や爪の間は特に入念に。そして精製水で洗浄後、肘まで超音波洗浄機に付けてチリチリやったものだ。はたして少なくとも1分、石けんを手にして揉み続ける家庭はどれくらいあるだろうか。

来月初めに予定されていた医師会旅行が中止になった。例年秋に行われるはずの旅行が台風接近のため中止となり、その代わりの旅行が、コロナウイルス接近のため中止になった。土曜午後からの伊香保温泉バス旅行がそんなに危険なものか?バスが危ない?旅館が危ない?温泉が危ない?2週間豪華客船に閉じ込められるわけでもなく、なんか変だなと、ノー天気な私はそう思うのである。

20200225_012月15・16日と横浜で気管食道科専門医大会が開催された。気管食道科、聞き慣れない科で特に開業医にはいらないような標榜科だ。載せるとなると、「内藤耳鼻咽喉科気管食道科」こんなになってしまう。やはりポイント制で、決められた以上のポイントを稼がないと専門医が更新されなくなってしまう。特に役には立っていないが…。

タイムリーに花粉症の話とウイルスの講演があった。花粉症は鼻や目だけではないので“気管”食道で話してもいいわけだ。内服薬の話に加えて免疫抑制剤の注射薬が承認されたことも話題にしていた。花粉症に免疫抑制剤だなんて、私はいやだがね。

20200225_02しかも1回の注射代が3割負担で7500円以上(体重・血液検査データで変わる)、データが凄いと1回の注射で5万円だ。びっくりしちゃうよ。開業医は関係ないと思っていたら、数日前に私の医院に問い合わせがあったと言うから二度ビックリ。その薬品名もゾルゲだかゾンビだったか忘れたが、気味の悪い名前であった。 それとコロナウイルスの話。演者が、なぜ武漢から広まったのか疑問だと話していた。インフルエンザウイルスはシベリアから渡ってきた鳥の糞に含まれて持ち込まれる。そしたらコロナウイルスはどこから何なのか???なるほど不思議だ。

今回もランチオンセミナーがあり弁当が支給された。学生時代に、牛乳を飲みながら講義を聴いていたポン友が泌尿器科の助教授に見つかり「出て行け!」と怒られたことがあったが、時代は変わった。時間節約。会費1万円なんだから、このくらいのサービスがあって当然か。

20200225_03久しぶりに「ホテル・風の抄」に行ってきた。ホテルからかすかに東京スカイツリーが確認できた。100キロ位離れているはずだ。周囲を見回すと、台風から半年経つにもかかわらず、ブルーシートで覆われた家屋が目に付いた。修理に手が回らないのか、お気の毒というしか言葉が見つからなかった。

2020年02月25日 00:00

2020年1月27日(月) 日本人は初日の出と富士山が好み?!

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もう早、1月が終わろうとしている。歳を取るのが早くなっているように感じること自体、老人になったと言うことだろうか?

今年の日の出は三浦海岸の“マホロバマインズ三浦“の屋上から拝んだ。

20200127_02老人性早朝覚醒の私は、せっかくだから日の出をバッチリ収めようと6時半には屋上で待機していた。20分後にようやくこんな感じになった。結構冷えた。屋上に、ほかに人の姿はなく部屋に戻ってそのことを家内に伝えると、「あーた、バカね!13階に展望室があるのよ。」自分でもバカだったと情けなく思った。

屋上からは、東に房総半島が、西には富士山と伊豆半島が見えた。このホテル、元々は巨大なリゾートマンションだったようだが、潰れてしまったのだろうか? そんな造りのホテルになっていて、普段なら1泊1万円以下で泊まれるらしいが、さすがにお正月だとその倍以上だ。元マンションなので部屋は2LDKとやけに広いが、玄関扉を開けると真冬の風が吹く。大浴場には浴衣で行って失敗だったので、朝風呂は部屋付きのユニットバスで済ませた。ご一行様、我々も親戚などと10人で泊まったが、グループ旅行ならまあいいかも知れない。夕食はバイキングで、家族連れ多く騒々しい大晦日となったが、さすがにマグロの刺身はまずまず旨かった。

医院は1月6日から仕事始めとなった。例年並みのインフルエンザと、今年は暖冬の影響か、ちょっと鼻が変だと感じて、スギ花粉症の患者さんが早めにやって来る傾向がやや目立つ。私の鼻はまだ大丈夫だが、混み合う2月3月はなるべく避けて、というご配慮がうれしい。今年のスギ飛散は例年の6割程度と少なめという予想だが、今から変に感じる患者さんにとっては、少ないも多いもないね。毎年のことだが、2月10日がシーズンインで、3月10日あたりがピーク。私は毎年2月10日から薬を飲むことにしている。もう20年以上。老人になると反応が下火になるという話はあるが、私の鼻はまだ若いらしい。一方、「老人性鼻漏」という病名もある。それだとちょっとまずいな。

20200127_03先週の日曜日(19日)は千葉市のホテル会場で、耳鼻科の地方部会が開催された。船橋医療センターの宮田先生が、難治性の口腔咽頭潰瘍に、痛風の治療薬であるコルヒチンが効いたという口演をしていた。初耳だった。勉強嫌いの私でも、講演会や学会に参加すると耳学問でも少しは知識が増える。

昨日は音楽同好会の新年会が「はな善」であった。今年の音楽会は8月30日(日)、きらりホールで開催されることが決まった。抽選でその日が取れたそうだ。私としてはここに記載することさえ躊躇する事だが、出来れば市の広報に載せてもらおう、などという話が持ち上がっていた。私は反対したが、多数決。会長という名の私は、ただのお飾りである。

2020年01月27日 00:00

2019年12月25日(水) たかが綿棒、されど綿棒、耳鼻科医の独り言

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12月も残すところあとわずか。例年以上に紅葉シーズンが長く続いたように感じたが、とうとう鎌ケ谷グリーンハイツ周辺のイチョウ並木も丸裸だ。

気温が下がり鎌ケ谷市内からも富士山がよく見える季節になった。東武線に乗って西側を見ていると、鎌ヶ谷駅周辺は高架になっているため、富士山とそれに絡みつくようにスカイツリーがよく見える。電車が柏方面へ走って行くとスカイツリーの位置が右から左と移動していくのが面白い。鎌中あたりで交差するのだが、慌ててポケットカメラを取り出しているともう遅い。それと、撮影時に気になることが2つ。1つは電線が邪魔。肉眼で見ているときには、自然にカットして遠景を眺めているが、写真を見ると横に何本も走っている電線が気になる。
もう1つは電車の窓が汚いこと。“アーバンパークライン”などというアカデミックな名前に改称したのだから、その辺の整備もしっかりして欲しいものだ。少なくともJRの窓の方がきれいだね。もっとも私のような古いタイプは“野田線”のまま方が好きですがね。

毎年のことだが、インフルエンザが流行ってきた。先日患者さんに「毎日何人もの患者さんに接していて何で移らないんですか?」と聞かれた。返事は「毎日浴びているから。」とした。仕事柄、毎日顔面に“しぶき”を浴びている。一応予防接種はしているがそんなことより、日々の刺激の方がよほど効果的なのだろうと、勝手に思っている。

20191225_02先日医師会からパンフレットが届いた。「インフルエンザかな、と思ったら内科・小児科を受診してね!」ですと。私はムッとしたね。少なくともこれだけは言っておこう。私は上咽頭から粘液を採取する際には、鼻の穴をパカッと広げて、左右を見比べ隙間を見つけ、なるべく下鼻甲介や鼻中隔にぶつからないようにやや湾曲させた綿棒を通して採取していると。この時期になると、ニュースでしばしば現場の映像が流れる。まっすぐな綿棒を盲目的に突っ込んで粘液を採取している。あれじゃあ痛いよな。鼻血も出るさ。盲目的に採取する場合は、左の親指で鼻尖部を上にあげ、鼻孔の下側・鼻底部を這わせるように綿棒を挿入することだ。耳鼻科医にとっては何でもないことだけどもね。

2019年12月25日 00:00

2019年11月22日(金) みんなで食べれば怒られない!?

20191122_01先週末、名古屋で専門医講習会があり、23日午前中の診療後に参加してきた。2000名余りが参加したそうで、全国四分の一の耳鼻科医が集まったことになる。

学会も含めこの手の会合は、もちろん新たな情報を仕入れる目的もあるが、写真のように親睦的側面も存在している。

20191122_02向かって左が静岡で開業するN氏、右は室蘭で開業するK氏。かつては先輩後輩の間柄だったが、今となっては3人とも60代となり年齢差は誤差範囲で、話題は近年とみに老いてきた事と、昔話に花が咲いた。

名古屋で開催される全国学会は、だいたい名古屋国際会議場ということになっている。ここは名古屋駅から電車をさらに乗り継いでいくのがちょっと面倒で、何度か来たことはあるが、いつもその道順を忘れ右往左往する。天気はよく、やれやれ釣り日和だなと感じた。じつはこの日、船橋市医師会の釣り会があったのだ。

20191122_0324日の、昼前には耳鳴の講演があり第2会場へ行ってみると、外まで並ぶ長蛇の列が出来ていて、その会場は立ち見となった。とても立ったまま1時間聞くにはなれず、第1会場へ移動して聞いたのが、副鼻腔炎の内視鏡手術の話。開業してからの私は、すっかり手術とは縁遠くなってしまったが、内視鏡とパソコンを駆使した映像の美しさには恐れ入るばかりであった。しかもスマホをスクリーンのCRコードにかざすことにより、聴衆参加型の講演となった。残念ながら私には、このような写真を撮るだけで精一杯であったが…。

20191122_04この講演の後はランチョンセミナーで、ランチの時間も惜しんで?講演が続けられた。こんな事も昔はなかった現象だ。会場前では、弁当が支給され着席後、膝の上でその弁当を食べ、ある時は講演が開始されてしまうこともあるが、そそくさと食べてその講演に聞き入るというスタイルだ。

 

 

20191122_0620191122_05時間と昼食代がちょっと得した気分に浸れる講演だが、会場前にはデカデカとこんな看板が立っていた。あららっと、気が引けた一瞬であった。

 

午後からは季節柄インフルエンザのお話。

20191122_07結論は、残念ながらこれは良し、と感じる予防や治療法はまだ確立されてない。湿度80パーセントを超えると殆どインフルエンザウイルスは飛ばなくなるということだが、全然現実的ではない。近い将来、点鼻の予防薬が出来そうだ。これ、ちょっと耳鼻科的でいいかも。当院でもやるかな!

帰りがけ、名古屋駅でひつまぶし弁当でも買おうかと探したが、ない。

味噌カツと手羽先、どうも今ひとつパッとしないお土産となった。

2019年11月22日 00:00

2019年10月31日(木) その昔、番町→麹町→日比谷→東大

20191031_0110月4日金曜日、午前中を休診にして、四谷の都市センターホールで開催された日本鼻科学会を覗いてきた。守備範囲が限定されているように思える耳鼻咽喉科だが、その他にも耳やノドやめまい、アレルギー、感染症などいろいろな学会があり、さらにその上には日本耳鼻咽喉科学会総会というのも控えている。

私が初めて学会発表をしたのは1979年の秋、耳鼻科医になって半年後の仙台で行なわれたこの学会だった。演題名は「鼻閉感と鼻腔通気度との関連」。なにやら雲をつかむような演題であった。だいたい学会発表の初舞台は症例報告が多い。斯く斯く然々の珍しい症例を経験した、といって終了となるのが一般的で、その後の質疑応答で発表者がシドロモドロになると、共同演者の先輩が代わりにマイクを握り返答してくれて丸く収まる、という筋書きである。

私の場合は鼻の通り具合を数十人測定して、鼻が詰まるという自覚的な感覚とどう関連があるのか、といったような内容だったが、そんなこと新米耳鼻科医にわかるわけもなく、発表原稿は教授に見せるたびに手直しされ、しまいには自分の言葉はほとんどなくなってしまったという記憶が残っている。ただ、その発表は単なる序章に過ぎず、5年後には千人測れという、気が遠くなるような命題が与えられたのであった。まあ、今では懐かしい思い出ではあるが・・・。

それにしても昔に比べ演題数が飛躍的に多くなったようで、朝は8時から発表が始まる。昼休みにも、ランチオンセミナーと称して、軽食を膝の上に置きながら講演が進められている。ポスター演題といって壁に発表原稿を貼り付けて、それを見ながら議論するというこれも昔はなかった形式だ。耳鼻科医になって5年が経つと専門医試験が待っている。その間学会発表も規定回数をこなさなくてはいけないらしい。いろいろ大変な時代だ。

 

20191031_02学会に出席すると、何かしら、ふ~んとか、へえ~という新発見に出くわすモノであるが、午後の診療に間に合うように、ランチオンセミナーを途中で抜け出し最寄りの永田町駅へ急ぐと、左手に千代田区立麹町中学校を見つけた。

ああっ!これがあの麹町中学校かと、感心した。とても区立の中学校には見えなかった。 私は開業以来鎌ケ谷中学校の校医をやっている。それなりに愛着もあるが、相当年期が入った校舎である。私が校医をやっている間には改築は無理かなと思うが、ついつい見比べてしまった次第である。

2019年10月31日 00:00

医療法人社団 弘翔会 内藤耳鼻咽喉科医院

〒273-0137
千葉県鎌ケ谷市
道野辺本町1丁目3-1
カーラシティ鎌ケ谷2F

院長 内藤 義弘

TEL 047-443-3387

駐車場

駐車場あり

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