2020年2月25日(火) コロナカフンマスクスマホ 意味通じるか?
電車に乗って周囲を見渡すと、7~8割の乗客がマスクをしている。目の前の座席に座った人全員がマスクをしていたこともあった。マスクをしていなかった人は、マスクが手に入らなかった残念な人だったのかもしれない。マスクをしてスマホをいじるのが車内の定番となってきた感がある。かくいう私もマスクをしている。その理由は保温加湿、それと花粉症対策だ。スマホは殆どいじれない私なので、時代遅れの人間になって生きている。
テレビでは外出時はマスクを、帰ってきたらうがいと手洗いを、と盛んに呼びかけている。間違いではないが、そんなことでウイルスを排除することなど、とても無理な話だ。花粉の1/100、PM2.5より小さいウイルスは、どこかに寄生していかなければ生きられない生物?だ。簡単にマスクの目から飛び出して、浮遊しながら生体に取っ付くのであろう。その昔、勤務医時代、手術前の手洗いはそれなりに丁寧にしっかり洗うように指導されていた。消毒薬入りの石けんでプラスチック製のたわしを使って、ゴシゴシ洗った。指間や爪の間は特に入念に。そして精製水で洗浄後、肘まで超音波洗浄機に付けてチリチリやったものだ。はたして少なくとも1分、石けんを手にして揉み続ける家庭はどれくらいあるだろうか。
来月初めに予定されていた医師会旅行が中止になった。例年秋に行われるはずの旅行が台風接近のため中止となり、その代わりの旅行が、コロナウイルス接近のため中止になった。土曜午後からの伊香保温泉バス旅行がそんなに危険なものか?バスが危ない?旅館が危ない?温泉が危ない?2週間豪華客船に閉じ込められるわけでもなく、なんか変だなと、ノー天気な私はそう思うのである。
2月15・16日と横浜で気管食道科専門医大会が開催された。気管食道科、聞き慣れない科で特に開業医にはいらないような標榜科だ。載せるとなると、「内藤耳鼻咽喉科気管食道科」こんなになってしまう。やはりポイント制で、決められた以上のポイントを稼がないと専門医が更新されなくなってしまう。特に役には立っていないが…。
タイムリーに花粉症の話とウイルスの講演があった。花粉症は鼻や目だけではないので“気管”食道で話してもいいわけだ。内服薬の話に加えて免疫抑制剤の注射薬が承認されたことも話題にしていた。花粉症に免疫抑制剤だなんて、私はいやだがね。
しかも1回の注射代が3割負担で7500円以上(体重・血液検査データで変わる)、データが凄いと1回の注射で5万円だ。びっくりしちゃうよ。開業医は関係ないと思っていたら、数日前に私の医院に問い合わせがあったと言うから二度ビックリ。その薬品名もゾルゲだかゾンビだったか忘れたが、気味の悪い名前であった。 それとコロナウイルスの話。演者が、なぜ武漢から広まったのか疑問だと話していた。インフルエンザウイルスはシベリアから渡ってきた鳥の糞に含まれて持ち込まれる。そしたらコロナウイルスはどこから何なのか???なるほど不思議だ。
今回もランチオンセミナーがあり弁当が支給された。学生時代に、牛乳を飲みながら講義を聴いていたポン友が泌尿器科の助教授に見つかり「出て行け!」と怒られたことがあったが、時代は変わった。時間節約。会費1万円なんだから、このくらいのサービスがあって当然か。
久しぶりに「ホテル・風の抄」に行ってきた。ホテルからかすかに東京スカイツリーが確認できた。100キロ位離れているはずだ。周囲を見回すと、台風から半年経つにもかかわらず、ブルーシートで覆われた家屋が目に付いた。修理に手が回らないのか、お気の毒というしか言葉が見つからなかった。