2019年11月22日(金) みんなで食べれば怒られない!?
先週末、名古屋で専門医講習会があり、23日午前中の診療後に参加してきた。2000名余りが参加したそうで、全国四分の一の耳鼻科医が集まったことになる。
学会も含めこの手の会合は、もちろん新たな情報を仕入れる目的もあるが、写真のように親睦的側面も存在している。
向かって左が静岡で開業するN氏、右は室蘭で開業するK氏。かつては先輩後輩の間柄だったが、今となっては3人とも60代となり年齢差は誤差範囲で、話題は近年とみに老いてきた事と、昔話に花が咲いた。
名古屋で開催される全国学会は、だいたい名古屋国際会議場ということになっている。ここは名古屋駅から電車をさらに乗り継いでいくのがちょっと面倒で、何度か来たことはあるが、いつもその道順を忘れ右往左往する。天気はよく、やれやれ釣り日和だなと感じた。じつはこの日、船橋市医師会の釣り会があったのだ。
24日の、昼前には耳鳴の講演があり第2会場へ行ってみると、外まで並ぶ長蛇の列が出来ていて、その会場は立ち見となった。とても立ったまま1時間聞くにはなれず、第1会場へ移動して聞いたのが、副鼻腔炎の内視鏡手術の話。開業してからの私は、すっかり手術とは縁遠くなってしまったが、内視鏡とパソコンを駆使した映像の美しさには恐れ入るばかりであった。しかもスマホをスクリーンのCRコードにかざすことにより、聴衆参加型の講演となった。残念ながら私には、このような写真を撮るだけで精一杯であったが…。
この講演の後はランチョンセミナーで、ランチの時間も惜しんで?講演が続けられた。こんな事も昔はなかった現象だ。会場前では、弁当が支給され着席後、膝の上でその弁当を食べ、ある時は講演が開始されてしまうこともあるが、そそくさと食べてその講演に聞き入るというスタイルだ。
時間と昼食代がちょっと得した気分に浸れる講演だが、会場前にはデカデカとこんな看板が立っていた。あららっと、気が引けた一瞬であった。
午後からは季節柄インフルエンザのお話。
結論は、残念ながらこれは良し、と感じる予防や治療法はまだ確立されてない。湿度80パーセントを超えると殆どインフルエンザウイルスは飛ばなくなるということだが、全然現実的ではない。近い将来、点鼻の予防薬が出来そうだ。これ、ちょっと耳鼻科的でいいかも。当院でもやるかな!
帰りがけ、名古屋駅でひつまぶし弁当でも買おうかと探したが、ない。
味噌カツと手羽先、どうも今ひとつパッとしないお土産となった。