2003年09月24日(水) 「中核」昔過激派、今病院
先月、3年後を目指して鎌ヶ谷市の「中核」総合病院建設が本決まりになりました。場所は現在の北総線・新鎌ヶ谷駅の北側一帯だそうです。市からの補助は一切無い248床の民間病院です。民間病院の割には市の意気込みは相当なものでした。なぜでしょうね。高度医療、先進医療、24時間対応救急医療などと聞こえの良い言葉が並んでおりました。
これだけは言っておきましょう。夜間に耳が痛い、鼻血が止まらない、のどに魚の骨を刺した、といってその病院に飛び込んだとしても、耳鼻科の専門医が登場して診察する事はほとんどないと思います。そんな当直体制をとっていたら病院はすぐ潰れてしまいますし、そんなところに就職する耳鼻科医はいません。 小児救急が最近話題になっておりますが、小児科の専門医だって常に当直しているとは限らないでしょう。まして耳鼻科医など、総合病院というからには耳鼻科もあるでしょうが、常勤医はいるのかな、手術をしてもらえるのかな、といったところでしょうか。それでも、なんにもナシの梨の街・鎌ヶ谷というよりはマシかな!
初富保健病院、東邦鎌谷病院とあるのに、また出来て、さらに大型スーパーもできるとか・・・。将来の鎌ヶ谷はやはりあの辺が「中核」になるのでしょうか。
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